ASローマから加入して以来、リバプールのエースとして活躍し続けてきたエジプト代表FWモハメド・サラー。今シーズンもゴールとアシストの両面でチームトップを走り、31歳になった今も攻撃陣を引っ張っている。
しかし、同選手に対してはサウジアラビアが熱視線を向けており、来夏の移籍マーケットにも巨額オファーを準備しているとも噂されている。加えて、来年1月にはアフリカネイションズカップへの参加が予定され、同国代表の実力を踏まえると、2月初旬までの離脱が見込まれる。
リバプールはその事態に備えて、右ウィンガー候補の獲得時期を早める可能性があるようだ。かねてから関連が報じられてきたPSVアイントホーフェンFWヨハン・バカヨコに対して、1月にも獲得に動き出す可能性を、海外メディア『ESPN』が伝えた。
フォワード陣のレギュラー争いを展開するコロンビア代表FWルイス・ディアスやオランダ代表FWコーディ・ガクポらも冬の移籍市場でチームに加入している一方で、同紙はベルギー代表ウィンガーは来夏以降でのターゲットとも報じており、優先順位としては低いそうだ。
直近1年間で急激に評価を高める20歳フォワードは、優れたアスリート能力を活かしたプレーを披露。今シーズンもここまで16試合3ゴール8アシストを記録しており、ベルギー代表としても9試合でピッチに立っている。
得点力には物足りなさを感じざるを得ないものの、そのポテンシャルは非凡なものがある。リバプールが中長期的なプランに同選手を含めていても不思議はなく、近い未来にアンフィールドでプレーしている可能性は否定できない。
はたして、この冬にリバプールは新たなウィンガー確保に乗り出すのだろうか…?