サディオ・マネやロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーと破壊力抜群なフロントスリーが解体されて以来、ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポらが加わったものの、以前のような攻撃力は戻っていない。
エジプト代表ウィンガーにかかる負担も大きく、さらにはサウジアラビアから強烈な関心が届いている。来年には32歳となるエジプシャン・キングもキャリアの終盤に差し掛かっていることもあり、後継者探しに動いている。
スペイン紙『Fichajes』によれば、リバプールはブライトンFWエヴァン・ファーガソンに関心を持っており、同じくプレミアリーグで戦うアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドらと来夏の移籍市場において、争奪戦が展開される可能性があるようだ。
2021年の夏にボヘミアンズからブライトンに加入して以来、U-21チームで実力を磨くと、トップチームでもここまで50試合16ゴールを記録。恵まれたフィジカルで相手センターバックとバトルしつつ、周りの選手ともコンビネーションでゴールに迫る。
19歳ながらも、アイルランド代表の常連に。8試合3ゴールを奪っており、その将来性は高く評価されている。イングランド国内でも数々のクラブが熱視線を送る逸材で、契約も2029年6月までとなっており、獲得を狙うクラブは高額な移籍金の提示が必要となる。
リバプールにとって、ロベルト・フィルミーノが退団して以来、絶対的なセンターフォワードを欠いている。ダルウィン・ヌニェスは2年目でプレーが改善したかに思えたが、最近はゴール不足に陥っており、コーディ・ガクポも元々ウィンガーということもあり、ボールを持ちすぎる嫌いがある。
ディオゴ・ジョッタは怪我で離脱する期間も多くなっており、センターフォワードの位置でボールが収まらない試合も散見される。現時点では、強固なディフェンスを破るパターンは、右ウイングのエジプト代表にかかっている。
ポストプレーも、ゴールを奪う動きもできるアイルランド代表ストライカーは、アンフィールドでも十分に力を発揮できるはずだ。
はたして、リバプールはタレントが次々に発掘されるブライトンから、2年連続で選手を獲得することになるのだろうか…?