2011年に地元サンダーランドからリバプールに加入し、一時は放出候補になりつつも、ユルゲン・クロップ監督の就任で世界でも有数のミッドフィルダーへと成長したイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン。
長らくリバプールのキャプテンとしてチームを引っ張ってきたが、出場機会の減少を危惧し、昨夏の移籍市場で、かつて共にプレーしたスティーブン・ジェラード監督からの説得もあり、サウジアラビアのアル・イテファクに移籍を決断。週給700,000ポンドもの大金を手にしているとも噂されている。
ところが、元リバプールMFは中東に馴染みきれていないようだ。英『Daily Mail』によれば、ヘンダーソンはアル・イテファクからの退団を検討しており、イングランドのトップリーグ復帰を希望している。
同選手はサウジ・プロフェッショナルリーグで苦しむチームの状況に満足していない。加えて、中東独特の暑さや湿度にも悩まされており、わずか半年間でサウジアラビアを離れたいという考えに至っているそうだ。
ミッドフィルダーの強化を狙うプレミアリーグのクラブは存在しているものの、中東でもらっているほどの給与を支払えるチームはない。もしも、所属クラブが放出に合意したとしても、イングランド代表MFは大幅な給与カットを覚悟しなければならない。
古巣のリバプールは獲得に乗り出す可能性はほぼゼロ。プレミアリーグに戻ることになっても、そのときは対戦相手のひとりとなり得る。
はたして、ジョーダン・ヘンダーソンは高額な給与を捨ててまで、たった6ヶ月で母国に出戻ってくるのだろうか…?