昨夏の移籍マーケットにおいて、ミッドフィルダー陣の入れ替えを実施したリバプール。シーズンも折り返し地点を迎えると、昨シーズンでは予想できなかった優勝争いにふたたび加わっており、有益な補強となった。
さらなる強化を狙うリバプールは、ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクが年齢を重ねたセンターバック陣を筆頭に、次に補強すべきポジションが報じられているが、エジプト代表FWモハメド・サラーが任されている右ウイングもそのひとつだ。
元ローマFWに対して、サウジ・プロフェッショナルリーグが熱視線を送っており、年齢も来年には32歳になるため、世代交代は決して遠い未来ではない。海外メディア『Football Insider』によれば、リバプールはクリスタル・パレスMFマイケル・オリーセに注目しているようだ。
続けて、同紙はマンチェスター・シティのユースからレディングU-18に移籍した2017年から同選手の成長を見守ってきたと伝えた。事実、フランス人ミッドフィルダーが、クリスタル・パレスに加入した際にも、関心を示すクラブのひとつとして取り沙汰されていた。
いまやプレミアリーグでも屈指の右ウィンガーに成長した22歳MFは、ロンドン拠点のクラブでは通算80試合11ゴール20アシストを記録。独特なタッチでのドリブル突破や、右サイドから入れる精度の高い左足でクロスなど多くのチャンスを作り続ける。
昨夏の移籍市場において、チェルシーやマンチェスター・シティらから関心を向けられたフランスU-21代表ミッドフィルダーだったが、最終的には2027年6月までとなる4年契約に合意し、クリスタル・パレスに忠誠を誓った。
前回までの契約には、3500万ポンドの契約解除条項が付随されていた模様だが、新契約では同条項が含まれているかは分からない。日に日に評価が高まる若きフランス人MFだけに、獲得には相当な金額が必要となる。
はたして、リバプールは長らく後を追ってきたオリーセをチームに加える未来はあるのだろうか…?