わずか2日間で異なるカップ戦を戦ったリバプール。FAカップ3回戦では、エミレーツ・スタジアムでアーセナルと対戦。途中交代選手をうまく活用し、後半から試合の主導権を握ると、80分とアディショナルタイムでの得点で、4回戦進出を決めた。
その2日後には、カラバオカップ準決勝ファーストレグ、アンフィールドにフラムを迎えた一戦が行われた。試合は19分にアウェイチームが先制点を奪う。組織的な守備を崩せず、リバプールはもやもやする展開で前半を終えると、後半にはギアをチェンジ。交代選手がゴールに絡み、最終的には2得点を決め、逆転劇を演じた。
決勝に進めるかはセカンドレグにかかっているが、元リバプールDFスティーブ・ニコルは、FAカップでは途中から、カラバオカップではスタメン出場を果たした元バイエルンMFライアン・フラーフェンベルフのプレーぶりを酷評し、大したことをしていないと一蹴した。
「率直に言って、彼はひどかったと思うし、クロップにすぐにでも彼を先発させるよう働きかけるようなことはまったく何もしていない。」
「彼がフィールドにいるときに大きな違いがあったとは覚えていない。アシストもゴールも記憶にない。彼については何も覚えていない。今日、彼はいつも通りにプレーした – 大したことはしていない。」
ESPN
加入直後こそ、ヨーロッパリーグなどで期待感を抱かせるパフォーマンスを披露。ところが、その後は調子が下降気味。日本代表MF遠藤航が12月にはMVP級の活躍を見せる一方で、いまいちフィットしている印象は見受けられない。
まだまだクロップ・サッカーに慣れている段階であり、疲れもで始める時期なだけに仕方ない部分もある。このタイミングで評価を決めるのは良くないが、もしもチアゴ・アルカンタラらが万全の状態であれば、プレー時間はさらに制限されていただろう。
加入1年目はまずイングランドでの生活やサッカーに慣れるフェーズ。しかも21歳と年齢も若く、シーズン後半戦から来年以降の爆発に期待したい…