インテル・ミラノからリバプールにやってきた若きMFフィリペ・コウチーニョは、魔法のようなテクニックやパスを駆使して攻撃を司り、ブラジル代表でも常連になるほど世界でも屈指のミッドフィルダーとして成長を遂げた。
2018年の冬には自らの夢でもあったバルセロナ移籍を実現したものの、スペインではアンフィールドの姿を見せることはできずに、途中バイエルン・ミュンヘンでのレンタル移籍を経て、2022年にはスティーブン・ジェラード監督の要望もあり、アストン・ヴィラ入りした。
しかし、ジェラード監督は成績不振で解任され、構想外となった元ブラジル代表MFは昨夏の移籍マーケットにおいて、カタールへのローン移籍が決定。新天地ではハムストリング負傷の影響もあり、活躍しているとは言い難い状況が続く。
スペイン紙『AS』によると、コウチーニョは今季終了までのレンタル期間を早期に終わらせ、メジャーリーグサッカーのインテル・マイアミでの新たなローン移籍の可能性があるようだ。もしも合意がなされれば、バルセロナ時代にともにプレーしたルイス・スアレスやリオネル・メッシと再会することになる。
リバプールを離れて以来、目に見えてキャリアの下降線が続く31歳ミッドフィルダーだが、カタールからアメリカに活躍の場を移し、ピッチに輝きを見せることができるだろうか…?