サディオ・マネやロベルト・フィルミーノらすでに退団しているフォワード陣とともに、前線の一角として数々のゴールを決めてきたエジプト代表FWモハメド・サラー。今年中には32歳になるが、いまでもエースの立場は変わらず、右ウイングから得点やアシストを決め続ける。
エジプシャン・キングにはサウジアラビアのアル・イテハドが獲得に熱心と言われており、1億5000万ポンドものオファーを準備しているとも報じられた。今夏にもふたたび獲得に乗り出す可能性が高いが、トッテナム・ホットスパーなどで活躍した元イングランドGKポール・ロビンソンは、中東行きは決定していると発言した。
「私にとっては、それは決定事項だ。」
「彼の個人的な野心、私的な富、そして家族のために残す世襲的な富のためだね。」
「それだけでなく、彼の宗教的信条のためでもある。あのリーグでプレーすることで、象徴的な存在になるだろう。」
「クリスチアーノ・ロナウドはあのリーグでプレーしていたけれど、永遠にプレーできるわけではない。」
「あのリーグでは、モハメド・サラーがロナウドを上回っている。興味が湧き、リーグに収益をもたらす。」
「プレミアリーグがこれまで経験したことのないような大きな契約になることは間違いない。」
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2025年6月まで契約を残すエジプト代表ウィンガーの後継者探しは進んでいるが、彼ほどの影響力や決定力を持ち合わせる選手はほとんどおらず、今年手放すのは惜しい。ただし、来年になるとフリートランスファーで移籍できてしまうため、リバプールとしては契約延長も視野に入れているはずだ。
とはいえ、もしもサウジアラビア側が報道されている通りの金額を提示し、元ローマFWが移籍を希望した場合には断ることは難しい。
はたして、モハメド・サラーはどのような30代キャリアを歩むのだろうか…?