モイセス・カイセドやロメオ・ラビアを逃したリバプールは、日本代表MF遠藤航を獲得。他の2選手同様に、中盤の底を得意とする守備的ミッドフィルダーだが、年齢は30歳と大きな開きがある。よって、20代前半のミッドフィルダー確保に動き出す噂が流れ続けた。
フルミネンセMFアンドレは中でも筆頭ターゲットと見られ、昨夏の移籍市場の期間が終了した後も、リバプールは継続的に同選手の獲得を狙ってきた。ところが、冬が近づくにつれ、その話題は鎮火していった。
それでも、フラムがブラジル人ミッドフィルダーに関心を示すなど多くのクラブが獲得に乗り出すと思われたが、現時点ではフルミネンセにオファーは届いていない。Victor Lessa氏(ブラジル人ジャーナリスト)は、意気揚々と冬での移籍を狙っていただけに、思い通りに行かない現状を心配していると伝えた。
「最初の理由は、フルミネンセに1月のオファーが届いていないことだ。多くのクラブが興味を示しているだろうと考えていた彼の関係者は今、状況を心配している。」
昨夏にはバイエルン・ミュンヘンのメディカルチェックまで終えたにも関わらず、移籍が決まらなかったポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ。この冬にもドイツに移籍すると思われたが、ブンデスリーガ王者は要求額を支払うことを拒否し、フラム残留が濃厚になっており、補強が必要ではなくなっている。
リバプールも中盤よりもバックラインの強化に重きを置いている印象で、しかも今月中に新たな選手を獲得する可能性も日に日に低くなっている。
フルミネンセが昨夏に売却を拒否した理由でもあったコパ・リベルタドーレスを見事制覇した22歳MFアンドレだが、今後はどのようなキャリアを歩むのだろうか…?