ASローマからリバプールに加わったエジプト代表FWモハメド・サラーは、加入1年目から得点を量産。サディオ・マネやロベルト・フィルミーノのフロントスリーのコンビネーションは抜群そのもので、多種多様なパターンでゴールに迫り続けた。
31歳になったいまでもエースとしてリバプールを勝利に導いており、ゴールとアシストともにチームトップに君臨。まさに攻撃陣を引っ張っている。また、大事な場面で得点を取り切る力もあり、そのスター性はプレミアリーグでも屈指だ。
エジプシャン・キングに対しては、この夏の移籍市場において、サウジアラビアから熱視線が届いていた。名だたるプレーヤーをかき集めているサウジ・プロフェッショナルリーグの照準は、アンフィールドのエースに集まっており、来夏にも大金を投じるクラブが現れても不思議はない。
来年32歳になるウィンガーとの契約延長を望むのは、リバプールのレジェンドでもある元ウェールズ代表FWイアン・ラッシュ。クラブ通算649試合336ゴールと高い決定力を誇ったストライカーは、自身の移籍にも触れつつ、エジプト代表FWが長くアンフィールドに留まることを期待しているようだ。
「彼には新しい契約を結んでもらいたい。このあとももう1年ある。完璧なプロフェッショナルだし、若い選手たちは彼から学ぶことができる。ぜひ契約を延長してもらいたい。どうなるかはわからないけど、リバプールのサポーターはみんなそれを望んでいるはずだよ。」
「私が去ったのは、レギュラーとしてプレーできなかったからだ。サッカーがしたかった。ベンチに座っていたくはなかったし、そういうことを見なきゃいけないんだ。僕がリーズ・ユナイテッドに行くためにここを離れたのは、毎週プレーしたかったからなんだ。」
「ロビー・ファウラーとスタン・コリモアを見て、彼らは本当によくやっていたし、私はベンチに座っていたくなかった。自分のサッカーを楽しんでいたし、それがリーズに行った理由だよ。」
「ベンチに座っているのが幸せかどうかは、人によるよ。でも、サラーはまだその段階にすら達していないから、まだ出て行く理由はない。」
Liverpool Echo