20歳ジャレル・クアンサーが台頭し、すでに14試合でピッチに立っており、その高いポテンシャルが評価される。イブラヒマ・コナテも安定したパフォーマンスを披露し、ジョー・ゴメスはサイドバックで新たなキャリアに足を踏み入れた。
他方、ともに32歳のジョエル・マティプとフィルジル・ファンダイクの後任探しをそろそろ始めなければならない。特に長期離脱中のマティプは、今季限りで現行契約が終了する。現時点では契約更新に向けた動きは見られておらず、そのまま退団する可能性がある。
フランス紙『le10Sport』によれば、その候補のひとりでもある18歳のフランス人DFレニー・ヨロ獲得を巡り、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドの両クラブは交渉を前に進めており、争奪戦をリードしているようだ。
18歳ながらもフランスU-21代表に飛び級で招集され、所属するリールではリーグ・アンで30試合、カンファレンスリーグでも3試合に出場。タレントひしめくフランス・サッカー界でも将来を有望視される若き逸材だ。
問題は移籍金。トップレベルでの経験が少ないにも関わらず、所属クラブのオーナーは7800万ポンドを要求していると言われており、リバプールには手が届かない。ディフェンスリーダー、ファンダイクすらも上回る金額は法外すぎる。
現実的には、移籍金は低下すると思われる。それでも、大金は必要になり、資金力でマンチェスター・ユナイテッドと張り合うことは難しく、提示額勝負になれば勝ち目はないかもしれない。
はたして、次世代のフランス代表ディフェンダーは、プレミアリーグにステップアップを遂げるのだろうか…?