トレント・アレクサンダー=アーノルドやカーティス・ジョーンズらアカデミー出身選手がトップチームで活躍する一方で、ハーヴェイ・エリオットやベン・ドーク、コナー・ブラッドリーら10代後半でリバプールに加入した若き才能が輝き始めている。
フロントスリーが解体され、昨夏にはジョーダン・ヘンダーソンらベテラン勢も退団し、一気に次世代に向けた世代交代が進んだリバプールは、ヨーロッパでも有数のポテンシャルを持つ18歳ストライカー獲得で、さらなるチーム戦力の底上げを狙っている。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』によれば、リバプールやボルシア・ドルトムント、RBライプツィヒの3クラブは、トルコ代表FWケナン・ユルディズ獲得を目指しユベントスに接触を図ったものの、即座に拒否されたようだ。
セリエAでは主にセカンドストライカーを務め、今季はここまでトップリーグで9試合に出場。最近の試合ではスタメンに名を連ねており、18歳にしてトルコ代表でも3試合でピッチに立つ才能豊かなフォワードは、数多くのクラブが動向を追っている。
契約期間は2027年6月まで残されており、いますぐに移籍が実現する可能性は低い。ユベントスも2022年にバイエルン・ミュンヘンからフリーで獲得した逸材を手放すつもりはなく、イタリアの名門で実力を磨いていくことが直帰の課題となる。
リバプールにとっても、前線の枚数は揃っており、そこまで緊急度が高い課題ではない。まして、トップ下ないしセカンドストライカーのポジションがないクラブにおいて、ファビオ・カルヴァーリョの二の舞になりかねない。
いずれにしても、今後数シーズンでヨーロッパのトップシーンに躍り出るかもしれないトルコ代表フォワードは、セリエAを代表する選手になることができるだろうか…?