今シーズン限りで契約満了を迎える元シャルケDFジョエル・マティプは、不運にも長期の離脱を余儀なくされており、契約更新がなければ、そのままアンフィールドを離れることになる。フィルジル・ファンダイクもすでに32歳と、兆候こそないが急激な衰えが見え始めてもおかしくない状況だ。
リバプールは昨夏にもセンターバック獲得に乗り出しており、チェルシーDFレヴィ・コルウィルが最優先ターゲットと目されたものの、同選手は幼い頃から育ったクラブと長期契約を結び、移籍の憶測に終止符を打った。
その後もスポルティングDFゴンサロ・イナシオを筆頭に、あらゆるセンターバックの名前が浮上しては消えている中、ニースに所属する24歳DFジャン=クレール・トディボにも関心を示していると噂されている。
フランス紙『Nice-Matin』によれば、他にもマンチェスター・ユナイテッドやニューカッスル、トッテナム・ホットスパー、パリ・サンジェルマンらが動向を追うフランス代表DFをめぐる争奪戦において、リバプールが優位な立場にいるようだ。
同紙調べでは、今冬には6000万ユーロが獲得に必要となる元バルセロナDFに対して、ユルゲン・クロップ監督の存在や歴史のあるアンフィールドの雰囲気、プレミアリーグでも屈指の戦力を擁していることがアピールになっている。
また、同じくパリ出身のイブラヒマ・コナテとも仲が良いとも伝えており、同年代のセンターバックの存在もまた魅力の要素になり得る。
現時点では、特定のディフェンダーに対して獲得に動き出している印象がなく、この冬の移籍市場では、大半のジャーナリストは静観すると示唆している。
動くにしても今夏まで待つ必要がありそうだが、そもそもリバプールはセンターバック強化に動くのか…そして、そのターゲットがフランス代表センターバックになる未来はあるのだろうか…?