昨夏の移籍マーケットにおいて、サウジアラビアからの熱心な関心の的になっていたエジプト代表FWモハメド・サラー。超高額なオファーも口頭で届いていたが、リバプールは頑なに放出を拒否し、今シーズンもチームの顔としてプレーすることになった。
31歳になったいまでもエースの座を譲らず、ここまで27試合18ゴール9アシストと攻撃陣を牽引。大事な場面で相手を崩し、チームを勝たせる力を持った同選手だが、アフリカネイションズカップの第2試合目、ガーナ代表との試合で前半終了間際に負傷交代を余儀なくされていた。
エジプト代表の発表によれば、2試合のみの欠場と軽傷と見られていたが、事態はよくない方向に進んでいる。サラーの代理人、ラミー・アッバス・イッサ氏は当初の想定よりも怪我は深刻で、最大1ヶ月近く離脱しなければならないと、自身のSNSを通じて情報をアップデートした。
「モハメドの怪我は当初考えられていたよりも深刻で、21~28日間の離脱となり、2試合の欠場どころではない。」
「今回のアフリカネイションズカップに出場する最善のチャンスは、英国で集中的なリハビリを受け、体調が戻り次第チームに復帰することである。」
Mohammed’s injury is more serious than first thought and he will be out for 21-28 days, and not 2 games.
— Ramy Abbas Issa (@RamyCol) January 22, 2024
His best chance at participating in the current AFCON is by undergoing intensive rehabilitation in the uk and rejoining the team as soon as he is fit.
リバプールに戻り、充実した設備のもとで回復に努めることになったエジプト代表フォワード。AFCONの決勝は、2月12日に予定されており、エジプト代表が決勝まで進み、リハビリも想定以上に回復すれば、一縷の望みが見出される。
一方で、リバプールの立場からすれば、急回復でベストに戻ったとしても、AFCONのピッチに立たせたくないのが本音だろう。まして、過密な日程が続く昨今のシーズンにおいて、圧倒的な得点力を誇るウィンガーのさらなる怪我の悪化は避けたい。
エジプト代表を愛しているのは理解したうえで、双方話し合いの末、どのような結論が待ち受けているか…