昨シーズン、プレミアリーグで熾烈な降格圏争いに敗れ、チャンピオンシップに降格したリーズ・ユナイテッド。1年でトップリーグ復帰を狙う同クラブは、自動昇格が可能な2位も射程圏内の4位に付けており、その可能性も否定できない状況だ。
パトリック・バンフォードやクリセンシオ・サマーヴィルら主力も残り、アーチー・グレイら期待の若手も台頭。所属するリーグではレベルの高い戦力を揃えているが、昇格をさらに確実なものにするためにも、リバプールからの補強を画策している。
海外メディア『Football Insider』によれば、リーズ・ユナイテッドはリバプールに所属する20歳FWマテウシュ・ムシアロフスキ獲得に関心を示しており、ダニエル・ファルケ監督も攻撃のオプションを増やしたい意向のようだ。
リバプールとの契約が2024年6月までとまもなく切れる同選手には、母国復帰の可能性も伝えられている一方で、この冬の移籍市場での退団も噂されている。複数クラブが若きウィンガーに興味を持っており、残り少ない期間でポーランドU-21代表FWをめぐる争奪戦が本格化するかもしれない。
2020年の夏、UKS SMS Lodzからイングランドに渡った同選手は、当初 “ポーランドのリオネル・メッシ” とも称され、巧みなドリブル技術や得点感覚から近い将来にはトップチームでの活躍が見込まれたが、ユルゲン・クロップ監督やコーチ陣の信頼を勝ち取れず、トップチームでのプレー経験はない。
チャンピオンシップであれば、十分にチャンスが与えられるはずで、20歳とこれからキャリアも挽回できる年齢。はたして、アンフィールドで燻る若き逸材は、自分が輝けるクラブに移籍することができるだろうか…？