ユルゲン・クロップ監督が就任して以来、リバプールの守備陣を引っ張ってきたジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクがともに今年33歳を迎える。元カメルーン代表DFについては今季限りで退団の可能性も出ており、世代交代の必要性が叫ばれている。
昨夏の移籍市場において、左利きのセンターバックへの関心が報じられ、チェルシーDFレヴィ・コルウィルが筆頭ターゲットと見られていた。新たなセンターバック獲得に失敗したものの、この冬もヨーロッパで活躍するディフェンダーへの関心が噂され続けている。
その候補のひとりと目されているのが、スポルティングに所属する20歳DFウスマン・ディオマンデ。コートジボワール代表としてアフリカネイションズカップにも招集される若く大柄なセンターバックだが、ファブリツィオ・ロマーノ氏はリバプールからのアプローチを否定した。
「ディオマンデは素晴らしいセンターバックだ。しかし、リバプールと噂があるものの、正直なところ、ディオマンデをめぐる動きを私は把握していない。彼は10クラブとつながっているが、スポルティングに対して、今のところ具体的なオファーは何もない。」
CaughtOffside
フィジカル勝負や空中線にも強く、スピードにも優れる現代的なセンターバック。スポルティングでは38試合でピッチに立ってきており、少しずつ経験値を積み上げている。ヨーロッパリーグにも9試合出場しており、ポテンシャルを見せ付けてきた。
元シャルケDFに代わるセンターバックとしては申し分ない印象はあるが、現時点での最優先は左利きのディフェンダー。供給できるパスの質も異なるため、現状で右利きしかいないセンターバック陣に新たなオプションとして加えたい。
様々なディフェンダーをスカウティングしているだけに、あらゆる憶測が流れるのが強豪クラブの証。アンフィールドで活躍できるか、人柄も含めて調査を怠らないリバプールは、どんなセンターバックを迎え入れることになるのだろうか…?