2001年にロンドンに生まれた22歳FWマイケル・オリーセは、レディング時代にも強豪クラブが争奪戦を繰り広げる中、2021年の夏にクリスタル・パレス移籍を果たした。同クラブではここまで80試合11ゴール20アシストを決めており、イングランド国内でも評価を高め続けている。
精度の高い左足のクロスやパスで、右ウイングからチャンスを作り続け、ゴール前でも落ち着いたボールタッチで冷静にシュートを狙う。プレミアリーグでも屈指のウィンガーに対して、昨夏にはチェルシーが獲得を狙ったが、最終的にはクリスタル・パレスと契約延長に合意した。
それでも、今夏の移籍市場では物事が動き出す可能性がある。ベン・ジェイコブス氏(スポーツジャーナリスト)によれば、契約更新が行われた理由に触れつつ、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドの動向には注目すべきだと語った。
「この移籍市場で、マイケル・オリーセの獲得に成功する(あるいは成功させようとする)クラブはないだろうが、彼の新契約に含まれる契約解除条項が発動する夏頃には、彼の獲得を巡って争奪戦が繰り広げられるかもしれない。」
「この条項は、以前の複雑な3,500万ポンドよりも高いもので、チェルシーが昨夏にも発動させようとしたが、オリーセが新契約を結ぶのを目の当たりにしただけだった。」
「チェルシーが戻ってくるかどうかを言うのは時期尚早だが、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドからは目が離せない。オリーセはここまで素晴らしいシーズンを送っているし、ヨーロッパでのプレーを希望しているから、今夏の退団もあり得るだろう。」
「クリスタル・パレスでの契約延長は、必ずしも長期滞在のために交わされたものではなく、すべての関係者を守るためであり、また、以前の契約は少し割安に設定されていたため、リリース条項を引き上げるためでもあった。」
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