昨シーズンは開幕から覇気がなく、不調の一途を辿ったリバプール。最終盤でこそ巻き返したものの、プレミアリーグで4位に入ることが叶わず、ヨーロッパリーグに回った。来季こそチャンピオンズリーグ復帰を狙い、昨夏の移籍マーケットにおいて中盤の大幅な入れ替えに取り組んだ。
フォワード陣もフロントスリーからの脱却が進み、新たなセンターバック獲得にも動くなど、ユルゲン・クロップ監督のもとで新章に突入したと思われた。ところが、ドイツ人指揮官は今季限りで退任を決断し、来シーズンは新たな指揮官のもとで出発を図ることに。
現役時代にはリバプールやボルトン・ワンダラーズで活躍したアイルランド代表MFジェイソン・マカティアは、監督交代が契約満了が近づく選手たちの去就に影響が出る可能性を示唆し、チームの調子が崩れれば、トレント・アレクサンダー=アーノルドやフィルジル・ファンダイクが退団するかもしれないと語った。
「ファンダイクはリバプールと契約し、クロップのおかげだと言っている。だが、もうひとつは選手がクラブに残留することだ。モハメド・サラーがシーズン終了後に退団するかもしれないという瀬戸際にあることは知っているし、それがどう転ぶかはわからない。」
「しかし、トレント・アレクサンダー=アーノルドとフィルジル・ファンダイクは、あと1年半で契約が切れる。私は昨日、クロップがいれば彼らは新しい契約を結び、旅とおとぎ話が継続すると言った。」
「ところが、新しい監督になれば、結果は逆になるかもしれない。契約交渉が始まる時には2人の監督がいて、チームは衰退しているかもしれない。そうなれば、彼らは去っていく。だから、それもすべて不確定要素なんだ。」
BEIN Sports