ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらが契約満了に伴い、昨シーズン限りでアンフィールドを離れた。その後には、退団予定のなかったジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョが相次いで中東行きを希望し、サウジアラビアに移籍した。
彼らと入れ替わる形で、アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライらが入団し、その影響もあって、今シーズンは優勝争いに絡んでいる。ただし、守備的ミッドフィルダーとして獲得した日本代表MF遠藤航はまもなく31歳になるため、20代前半から中盤のミッドフィルダー獲得の報道が出回っている。
最近こそ熱量が下がってきているものの、依然としてその話題は燻っている。海外メディア『Football Insider』によれば、好調アストン・ヴィラの中盤を支えるブラジル代表MFドウグラス・ルイスをめぐる争奪戦がこの夏にも本格化する可能性があり、リバプールやアーセナル、バルセロナが参戦見込みのようだ。
ウナイ・エメリ監督就任とともに、中盤に欠かせない存在に変わった25歳ミッドフィルダーは、イエローカードの累積による出場停止を除き、プレミアリーグで全試合スタメン出場。同クラブは、リバプールやマンチェスター・シティ、アーセナルらと首位争いを繰り広げている。
177cmと決して大柄ではない体躯だが、対人守備にも優れ、南米の選手らしくずる賢いプレーもできる。高いテクニックで簡単にはボールを奪われず、中盤の底からパスにリズムを付けつつも、ときにはペナルティエリア内で決定的なパスを供給することも可能だ。
ここ1〜2年で急激に評価を高め、2022年冬にはアーセナルが獲得に向けて2度オファーを提示するも、アストン・ヴィラは頑なに放出を拒否した。
いまやプレミアリーグを代表するミッドフィルダーのひとりに成長したブラジル代表MFだが、2019年から過ごすクラブを後にし、メガクラブにステップアップを遂げることになるのだろうか…?