アンフィールドでリバプールに4-1の大敗を喫したチェルシー。20歳DFコナー・ブラッドリーは圧巻のパフォーマンスを見せ、マン・オブ・ザ・マッチにふさわしい活躍を見せた。負傷で離脱していたトレント・アレクサンダー=アーノルドの不在を見事に埋めている。
レッズの若き右サイドバックは、ディオゴ・ジョッタとドミニク・ソボスライのゴールをアシストし、自らもゴールを決めた。昨シーズンにはレンタル先、ボルトン・ワンダラーズで優れたプレーを披露した同選手だが、世界線が違えばチェルシーに在籍していた可能性があった。
海外メディア『The Athletic』によると、ロンドンのクラブは、ブラッドリーが2019年にリバプールに正式加入する前にスカウトしていたが、彼の心は常にマージーサイドに向けられていたようだ。
北アイルランド代表サイドバックは、アイリッシュリーグ・プレミアシップのダンガノン・スウィフツから移籍したが、9歳の頃からリバプールのベルファスト・センター・オブ・エクセレンスでトレーニングを受けており、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどのスカウトが彼のプレーをチェックするために、定期的に訪問していた。
2021年9月にトップチームで出番を得てから、これまで14試合で814分間プレー。6アシストを記録しており、激しい上下運動や賢いポジショニングから攻守両面で存在感を示し、セレクションという観点で、ユルゲン・クロップ監督を良い意味で悩ませている。
イングランド代表とは異なるプレースタイルで、チームに違ったエッセンスを与えている。まだまだ先輩サイドバックがはるかに上回っているものの、最近は中盤でもプレーする試合も多く、シーズン後半戦にかけてさらに貴重な選手になることだろう…