プレミアリーグでは久しぶりに静かな移籍市場となったこの冬。半数近くのクラブが誰も完全移籍で獲得せずに、リバプールもそのうちの一つのクラブだ。ジョエル・マティプの負傷にもあり、新たなセンターバック確保の噂も流れていたが、結果的には誰もチームに加わらなかった。
ところが、リバプールに対しては、RBザルツブルクからセンターバック獲得の話が持ちかけられていた。移籍情報に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏は、元フランスU-20代表DFウマル・ソレがオファーされたものの、レッズは内部での話し合いをもって、その提案を拒否していたようだ。
「彼らには、ザルツブルクのウマル・ソレを新しいセンターバックとして起用するという、絶好の可能性で、興味深い提案があった。」
「彼らが長い間スカウトしていた選手だ。」
「言うまでもなく、リバプールのドイツ人ディレクター(ヨルク・シュマットケ)はこの選手をよく知っており、内部ではウマル・ソレの可能性について話し合いが行われた。」
「その後、リバプールはどの選手とも契約しないことを決めたが、ソレはナポリやランスのリストにも名前があった。そして、彼はザルツブルクに残ることになった。」
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昨夏には、チェルシーDFレヴィ・コルウィルに関心を示したリバプール。夏から冬にかけて、スポルティングDFゴンサロ・イナシオにも熱視線を送っており、ニューカッスルらプレミアリーグ勢との争奪戦が展開される可能性もあった。
とはいえ、ジョエル・マティプは今季限りでの退団が濃厚で、同じ年のフィルジル・ファンダイクもクロップ監督の退任発表の影響もあり、その去就が不透明になっているだけに、リバプールは新たな指揮官のもとで、新たなセンターバック獲得は最優先事項だ。
はたして、RBザルツブルクからの提案を断ったリバプールだが、今夏の移籍マーケットではセンターバックを獲得するのだろうか…?