昨夏の移籍市場には左利きのセンターバックを追い求めたリバプール。結果的に誰もセンターバックを獲得できなかったが、32歳DFジョエル・マティプについては、今季限りで退団が予想されており、バックラインの強化を狙ってもおかしくはない。
20歳DFジャレル・クアンサーが安定的なパフォーマンスを見せているが、右利きばかりが揃うセンターバック陣に、新たな要素として左足からパス出しができるディフェンダーを加えるのは理にかなった補強になり得る。
英『Football London』によれば、チェルシーと現行契約を結ぶ前に獲得を試みたイングランド代表DFレヴィ・コルウィルに引き続き関心を示しており、ロンドンから引き抜きたい意向だが、所属クラブは同選手の売却には全く興味を持っていない。
昨年には2029年までの長期契約を締結した20歳ディフェンダーは、センターバックのみならず、左サイドバックでもプレー可能。今シーズンは27試合に出場しており、最終ラインの中心を任されている。
2023年10月には待望のイングランド代表にも選出され、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の厚い信頼のもとで成長を遂げている。アカデミーから過ごすクラブで充実した日々を過ごしているだけに、現時点で退団を考える隙はなさそうだ。
可能性が出てくるとすれば、若手主体に変更したチェルシーの結果が出ずに、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグから長く遠ざかること。今季逃したとしても移籍を希望するとも思えず、数年間単位での勝負になってくるだろう。
はたしてリバプールは難しい状況だが、希望する若きセンターバック獲得に成功することができるのか…?