ユルゲン・クロップ監督の退任発表から、次期監督候補をめぐる報道は過熱している。連日のように、最有力と見られるシャビ・アロンソ監督とバイエル・レバークーゼンの状況に関するニュースが流れており、その真意は掴みにくい。
監督人事以外にも、補強や放出など選手の去就にも注目が集まる。今夏で契約満了となるジョエル・マティプやチアゴ・アルカンタラだけではなく、2025年6月に契約終了を迎えるモハメド・サラーやフィルジル・ファンダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルドらに関する報道も多い。
昨夏の移籍市場においても、サウジアラビアからの強烈な関心を向けられていたエジプト代表ウィンガーに対しては、この夏もアル・ヒラルが獲得を試みると予想される。
ベン・ジェイコブス氏(スポーツジャーナリスト)によれば、移籍金も依然として高額なものになるとし、新監督のもとで好みのチームを作るためにも、リバプールがエジプシャン・キングを売却する可能性が高いと口にした。
「ユルゲン・クロップがいなくなった今、彼は出ていく可能性の方が高いと思う。」
「フィルジル・ファンダイクは半ば示唆し、その後撤回した。とはいえ、今がその時なのかどうか考え始めるだろう。」
「サラーは岐路に立たされている。リバプールも岐路に立たされている。もしクロップが残っていたら、2025年にサウジに行き、ヨーロッパでもう1シーズンやるだろうと予想していたと思う。」
「しかし、クロップが去って、とりわけトロフィーが手に入れば、サラーは舞い上がってしまうかもしれない。アル・イテハドはサウジアラビアのチャンピオンとしてサラーを優先的に選び、クラブワールドカップに出場していたから、サラーを広告塔にしたいのは当然だろう。」
「彼らは今、サウジ・プロリーグで7位につけている。だから、オファーはアル・イテハドではなく、アル・ヒラル(間違いなくアジア最大のクラブ、あるいはそのひとつ)から来るだろうね。しかし、それでもオファーは同じぐらいになるだろうから、リバプールが拒否するのは本当に難しいだろう。特に、新しい監督なら “刷新するための予算が欲しい” と考えるだろう。」
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