2019年にオランダからリバプールに加入した22歳DFセップ・ファン・デン・ベルフだが、アンフィールドでは出場機会に恵まれず、レンタル生活を送っている。プレストン・ノースエンドやシャルケでのローン移籍を経て、今シーズンはマインツでプレーしている。
昨季に続き、ブンデスリーガでのローン移籍となった元オランダU-21代表センターバックだが、アヤックスでプレーしている道もあったようだ。同選手は、昨夏の移籍市場において、前アヤックス監督と話したことを明かしつつも、より大きなリーグを狙っていたと語った。
「昨年の夏に(元アヤックス監督の)モーリス・スタインと電話した。」
「あまり具体的ではなかったが、関心はあった。」
「アヤックスは今でもとても大きなクラブだけど、僕はもっと海外に照準を合わせているんだ。例えば、イングランドかドイツ。いま、海外に目を向けるとしたら、イタリアやスペインもいいかもしれないね。」
「僕は幼い頃から海外で活躍してきたし、絶対とは言わないけど、この夏は海外に照準を絞っている。」
ESPN
マインツでは19試合に出場し、降格圏からの脱出に向けて戦い続ける22歳ディフェンダーは、プレーする可能性もあった母国の強豪クラブに加わった元リバプールMFジョーダン・ヘンダーソンに触れ、超優秀なキャプテンだと高らかに主張した。
「(ジョーダン・)ヘンダーソンは本当に一流だ。」
「彼は素敵な人で、フィールド内外で真のリーダーだ。確かに、アヤックスの若くて才能のあるメンバーには、中盤で指示を出すような選手が必要だと思う。」
「僕の意見では、彼はそれができる最高の選手だ。彼は真のキャプテンであり、素晴らしい人格者だ。」
「ピッチの外でも、例えば選手たちのグループに何か問題があったとしても、彼はトレーナーとうまく話し合うことができる。」
「現実的なことを引き出すのがうまい。一緒に笑って楽しく会話もできるし、いい人だよ。また、フィールドでは真のリーダーでもある。」
「コロナ期間中は、誰もいないスタジアムを歩き回ることができた。フィールドで何が起こっているのか、はっきりと聞こえる。リバプールの試合を見ていると、誰よりも彼の声が聞こえるんだ。」
「彼は本当にチームを牽引している。僕が知る限り、彼は超優秀なキャプテンだよ。」
ESPN
リバプールとの契約は2026年6月までとなっているが、この夏の移籍マーケットでの退団が濃厚。要求額を支払うクラブが現れる必要があるが、レンタル生活から脱出し、完全移籍を手にすることができるだろうか…?