マイケル・エドワーズやジュリアン・ウォードと、リバプールでスポーツディレクターを務めた2名が立て続けに辞職。慌ただしい人事を余儀なくされたが、ドイツから経験豊富なヨルク・シュマットケを迎えると、同氏はブンデスリーガとの太いパイプを武器に、昨夏の移籍市場では中盤の刷新に貢献した。
元々短期的な契約と見られていたが、チームを率いるユルゲン・クロップ監督の退任発表とともに、ヴォルフスブルクの元スポーツディレクターがこの冬の移籍マーケットが閉じた時点で、アンフィールドでの仕事が終了となる発表がなされた。
昨年に続き、新たなスポーツディレクターを探さなければならなくなったリバプールだが、すでにその後継者には目星を付けているようだ。海外メディア『Sky Sport』ジャンルカ・ディ・マルツィオ記者は、現在ボーンマスでテクニカル・ディレクターを務めるリチャード・ヒューズ氏が候補になっていると伝えた。
「リチャード・ヒューズはリバプールで、来シーズンからイェルク・シュマットケの後任としてスポーツ・ディレクターの候補に挙がっている。現在はボーンマスでテクニカルディレクターを務めている。」
Richard #Hughes is a candidate at @LFC to replace Jörg #Schmadtke as Sporting Director at the starting of next season. He is currently working as Technical Director at @afcbournemouth. @SkySport #Liverpool #LFC
— Gianluca Di Marzio (@DiMarzio) January 26, 2024
2014年から同ポジションを任されており、オランダ代表DFナタン・アケやイングランド代表FWカラム・ウィルソン、イングランド代表DFタイロン・ミングスら獲得に尽力し、リバプールからも関心が寄せられている25歳DFロイド・ケリー獲得にも携わった。
限られた予算内で優れた選手をチームに迎え入れることに成功した同氏は、今季限りでボーンマスを離れる可能性が生じているが、来シーズンはアンフィールドで補強部門のトップとして仕事をすることになるのだろうか…?