シュトゥットガルトでプロデビューを飾ったベルリン出身DFアントニオ・リュディガーは、ASローマやチェルシーで世界でもトップレベルのセンターバックに成長。2022年の夏には、スタンフォード・ブリッジで契約満了を迎え、新天地としてレアル・マドリードを選んだ。
30歳ディフェンダーはスペインでも定位置を掴み、今シーズンもここまで28試合に出場。チームはジローナとの首位争いを繰り広げている。ドイツ代表でも頻繁に招集されており、66試合でピッチに立ってきた。
スペイン紙『Nacional』によれば、経験豊富なセンターバックはこれまでの活躍に見合う対価を得るため、新たな契約を引き出したい意向で、その交渉を優位に進めるためにも最終ラインの強化を狙うリバプールからのオファーを待っているようだ。
32歳DFジョエル・マティプは今季限りで契約が終了し、負傷したまま退団の可能性が高まっている。同じ年のフィルジル・ファンダイクも今後どれだけ第一線で活躍できるか分からず、世代交代の時期が迫っている。
現実的に、その後釜として30歳のセンターバックに狙いを定める理由は分からない。プレミアリーグでの経験も豊富だが、感情に波のある選手で、負けている試合では最後まで追わないなどユルゲン・クロップ監督から嫌われる要素が多く、高確率でターゲットになる未来はない。
あくまで、レアル・マドリードを惑わすためにも他からのオファーがある既成事実を作りたい選手側が流した情報とも捉えられる。ドイツ代表ディフェンダーもアンフィールドでのプレーを熱望しているとも言えず、ゴシップニュースでしかなさそうだ…