2018年の冬にサウサンプトンからリバプールに加入したオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは、直後からチーム内で存在感を発揮。バタつくことも多かったバックラインを統率し、1対1でも簡単に突破を許さず、弱点とも言えたディフェンスを生まれ変わらせた。
2020年には十字靱帯断裂で長期離脱を余儀なくされ、復帰した後もトップフォームに戻りきれない日々を過ごしたが、今シーズンは本来のコンディションを取り戻し、ふたたび世界最高峰のパフォーマンスを披露している。
正確なロングレンジのパスやコーナーキックでは高い打点で脅威になり続ける32歳センターバックは、これまで多くのストライカーと対峙してきた。リオネル・メッシらを差し置いて、同選手は元フランス代表FWオリビエ・ジルーが最もタフな対戦相手だったと口にした。
「オリビエ・ジルーは、これまで対戦した中で最もタフなアタッカーだと思う。」
「毎回、彼を抑え、マークしているつもりでも、いつも頭や足、膝など、何らかの方法で得点を決めてくる。彼はしょっちゅうゴールを奪われてきたよ。」
L’Equipe
アーセナルでは6年間過ごし、その後チェルシーでプレー。2021年からはACミランでも多くのゴールを奪い続ける長身フォワードは、フランス代表でもキリアン・エムバペとの相性は抜群で、2018年のW杯制覇に貢献した。
37歳になった今シーズンも、二桁得点を挙げており、攻撃陣を引っ張るベテランストライカーだが、ふたたびピッチ上で相まみえることはあるのだろうか…?