元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラは、今シーズンいまだにピッチに立てておらず、毎シーズンのように負傷離脱が絶えない。チーム内でも高給を受け取っているにも関わらず、ほとんどをベンチ外で過ごす32歳MFには、契約満了に伴い、今季限りでの退団が濃厚と見られている。
昨夏に獲得した日本代表MF遠藤航もすでに30歳と、第一線で活躍できる時期は決して長くはない。アレクシス・マック・アリスターもインサイドハーフでの起用を待望する声も多く、19歳MFステファン・バイチェティッチも負傷癖がある。
最近ではトレント・アレクサンダー=アーノルドが中盤の底を任される時間も増えつつあるが、フルミネンセMFアンドレら守備的MF獲得の噂が消えていない。スペイン紙『Mundo Deportivo』によると、リバプールはレアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディに関心を示しているようだ。
24歳ミッドフィルダーに対しては、同じくプレミアリーグのアストン・ヴィラも注目しており、2022年に結んだ新契約には6000万ユーロの買取条項が含まれており、獲得を希望するクラブは同等の金額を支払わなければならない。
レアル・ソシエダの下部組織で育ち、2020年にトップチームに昇格。同クラブではここまで172試合でピッチに立っており、今シーズンも主軸として29試合4ゴール1アシストを決めている。スペイン国内だけでなく、チャンピオンズリーグでもインテル・ミラノやベンフィカ相手に6試合フル出場を果たした。
重心が低くても、豊富なスタミナでボール奪取から自らボールを前線に持ち運ぶこともできる。ロングフィードやペナルティエリア付近でのチャンスメイクに優れ、攻守両面で存在感を発揮。いまやラ・リーガを代表する守備的ミッドフィルダーに成長した。
いまのところは、中盤の底でプレーするスペイン代表MFに対する動きは見られていない。他にも、2023年の末には活性化していた獲得の噂は下火になってきており、リバプールが狙うのはセンターバックと言われている。
はたして、リバプールは優先度はあまり高くない守備的ミッドフィルダー獲得に乗り出すのだろうか…?