ユルゲン・クロップ監督のアンフィールドでの9年間がまもなく終焉を迎える。今シーズン限りで監督の座を降りることが決定し、主要なコーチ陣もこの夏に退団する。加えて、ヨルク・シュマットケSDもこの冬の移籍市場をもってチームを離れた。
組織体制の大幅な入れ替えが予定されるリバプールは、新たな体制作りに取り組んでおり、まだまだ未来図が定まっていない状況だ。それを絶好の機会と捉えたスペインの強豪クラブが、リバプールのディフェンスリーダーの動向に注目している。
スペイン紙『Fichajes』によると、レアル・マドリードはリバプールとの契約期間が1年半を切っているオランダ代表DFフィルジル・ファンダイク獲得の機会を伺っており、この夏にも獲得に乗り出す可能性があるようだ。
2018年の冬にサウサンプトンから加入すると、すぐさまチームに適応。バタつくことも多かった最終ラインを見事に統率し、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーらとプレミアリーグのみならず、世界でもトップレベルのディフェンス陣に成長させた。
リバプールはオランダ代表でもディフェンスリーダーを務める32歳センターバックとの契約更新を希望しており、2025年6月を超えてもアンフィールドで活躍してもらうためにも、早めの交渉に取り掛かることだろう。
レアル・マドリードはセンターバックの若返りを狙っており、今年中に33歳となるディフェンダー獲得を真剣に検討しているとは考えにくい。あくまでゴシップ記事の一種として捉えるのが良さそうだ…