エバートンのアカデミーを経て、2020年からはフラムで活躍するアメリカ代表DFアントニー・ロビンソン。カタールW杯では4試合連続でフル出場を果たしており、次回母国でも開催予定の同大会でも主軸を任されることになる。
攻撃的な左サイドバックとしてもプレミアリーグで評価を高めており、元ブラジル代表FWウィリアンとのコンビで数々のチャンスを作り続けてきた。フラムにとっても効果的な攻撃パターンになっており、ロンドンのチームにとって欠かせない存在だ。
アンディ・ロバートソンやコスタス・ツィミカスら左サイドバックが相次いで離脱したタイミングで、リバプールからの関心が噂されてきたが、この冬には何も動きはなかった。それでも、同クラブは継続して動向を追っており、来シーズン開幕前までにチームに加える可能性があると、海外メディア『Football Insider』が報じた。
イングランド代表復帰も視野に入れる26歳DFジョー・ゴメスが、両サイドバックの不在を埋め、試合数が増える中でも抜群のパフォーマンスを披露。オーウェン・ベックを一時的にレンタル先から呼び戻すもほとんど出番を与えず、左サイドバック獲得の必要性が一気に下がった。
まもなく30歳になるスコットランド代表DFの後継者になり得るが、アメリカ代表DFも今年中には27歳なるため、長期的なオプションとしては考えにくい。他にも、ベックやルーク・チェンバースら期待の若手も控えており、必死になるほどのポジションではなさそうだ。
クレイヴン・コテージで印象的なプレーぶりを見せ付ける同選手に対して、リバプールが評価している可能性はあるものの、ユルゲン・クロップ監督が指揮官の座から降りる来シーズンに向けて、新指揮官も踏まえてチーム作りがなされることだろう…