ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポ、ディオゴ・ジョッタらプレミアリーグでも屈指のフォワード陣を揃えるリバプールにおいても、今シーズンも重要な場面でゴールやアシストを決め、エースの座に君臨しているのがエジプト代表FWモハメド・サラーだ。
しかし、ユルゲン・クロップ監督もいなくなる今年の夏。サウジアラビアも昨年同様に関心を抱き続けており、本年も巨額オファーを準備していると噂されている。契約期間が1年を切り、32歳となるウィンガーで補強予算を増やす策も頭を過ぎる。
そうした状況において、エジプト代表ウィンガーの後継者探しは水面下で続いている。スペイン紙『Fichajes』によれば、PSVアイントホーフェン在籍時代から関心を寄せていたオランダ代表FWドニエル・マレン獲得に向けて、一発目のオファーを提示したようだ。
2021年に加入したボルシア・ドルトムントでは、これまで101試合29ゴール17アシストを記録。今シーズンも主力として活躍する同選手だが、所属クラブは売却し資金を調達することを画策しているとも言われており、4000万ユーロ程度であればオファーを受け入れる可能性があるとも報じられている。
抜群なスピードを持ち、両サイドのウイングでプレー可能で、現有戦力の新たなオプションとして貴重な戦力になり得る。アタッカーとしてもそれほど高くはなく、長いシーズンを戦い抜くうえでも面白い選択肢を持つことになる。
ただし、エジプシャン・キングの後釜としては物足りなさを感じる。また、右利きではなく、やはり右ウイングからカットインできるタイプのアタッカーが理想的で、ドイツ人指揮官が退くこともあり、実際に獲得に乗り出すことはなさそうだが、はたして…!?