ユルゲン・クロップ監督の突然の退任発表に伴い、チームの体制が大きく変わる予定のリバプール。ジョエル・マティプやチアゴ・アルカンタラら今季限りで契約満了を迎える選手たちがいるが、チームの主軸として活躍するフィルジル・ファンダイクやモハメド・サラー、トレント・アレクサンダー=アーノルドら2025年問題が浮上している。
同年6月までに契約期間が迫っており、ドイツ人指揮官の求心力がいなくなったあとも、彼らがアンフィールドに残り続けるかが焦点に挙がっている。今季からキャプテンを任されるファンダイクに関しては、去就を曖昧にしたことで退団を大きく報じるメディアも少なくない。
しかし、元リバプールDFジェイミー・キャラガーは、ファンダイクやサラーとの契約が満了となる2025年には彼らがキャリアの終盤に差し掛かっていることを指摘し、最も心配すべきは、25歳のトレント・アレクサンダー=アーノルドであると主張した。
「フィルジル・ファンダイクは最大の心配事ではないし、モハメド・サラーもそうだ。懸念すべきはトレント・アレクサンダー=アーノルドだ。」
「これらの3選手には1年半の猶予がある。サラーとファンダイクは残る18ヶ月で34歳か35歳になる。だから、ファンダイクを失う可能性があるというのは、1年半後には正しい決断かもしれない。」
「トレント・アレクサンダー=アーノルドは、新監督のためにこのチームを作り上げなければならない立場だ。ファンダイクとサラーについては12カ月後にクラブはそれまでのプレーを見ても、まだ6カ月あり、選手として査定できる。彼らが今のようにプレーしていれば、引き留めたいと思うだろうが、サッカーにおいて1年半は長い時間だ。」
The Overlap
リバプールに生まれて、そのまま地元のクラブで世界的な選手に成長したアレクサンダー=アーノルド。イングランド代表でも常連で、最近はミッドフィルダーとしてもその能力を発揮。プレーに新たな可能性が生まれ、プレーヤーとしても頼もしさが増した。
彼がアンフィールドを離れて、別のクラブで輝く姿は想像しがたい。それでも、象徴的な存在でもあったスティーブン・ジェラードも移籍直前まで迫っていた過去もあり、選手のキャリアに絶対はない…