サウジ・プロフェッショナルリーグから継続的に関心が届くリバプールFWモハメド・サラー。この夏には1億ユーロ以上もの巨額オファーが予想されており、ユルゲン・クロップ監督が去る来シーズンもアンフィールドに留まるとは限らない。
加えて、今年6月には32歳となるエジプシャン・キングだけに、若きウィンガーとの入れ替えは避けられない。コーディ・ガクポやルイス・ディアス、ディオゴ・ジョッタらが右ウイングで起用されるも、現時点では具体的な解決策になっていない。
数々のゴールでチームをタイトルに導いてきた元ローマFWの後継者探しは、簡単な問題ではないが、取り組まなければならない課題かつ注目の話題だ。そのターゲットのひとりと言われるのが、PSVアイントホーフェンに所属する20歳FWヨハン・バカヨコ。
オランダ紙『Voetbalkrant』によれば、リバプールは同選手に対しての関心は衰えておらず、いまもなお動向を追っているようだ。さらに、オランダのクラブでスポーティング・ディレクターを務めるアーニー・スチュワート氏は、今シーズン限りでの退団を示唆している。
「バカヨコが来季もPSVでプレーするとは思えない。」
「ヨハンがあの年齢でやっていることは信じられない。彼はここ数カ月で30試合も素晴らしいプレーをしてきた。PSVでも、赤い悪魔(ベルギー代表)でもね。」
同紙の指摘通り、2023年3月にデビューしたベルギー代表でも9試合に出場を果たしており、同国代表の新世代を担う逸材のひとりだ。クラブレベルでは、チャンピオンズリーグでも出番を得ており、直近1年間で急激に評価を高めた。
今季はここまで33試合6ゴールと決定力には疑問が残る右ウィンガーだが、本当にオランダを離れ、ステップアップを遂げるのだろうか…?