昨年の夏から、リバプールはセンターバック強化を狙っている。右利きが集まる最終ラインにおいて、左利きのディフェンダーを求めて、契約交渉中だったチェルシーDFレヴィ・コルウィル獲得に乗り出したが、結果的には幼い頃から所属してきたクラブと長期契約を結んだ。
その後も、スポルティングDFゴンサロ・イナシオらヨーロッパで活躍する左利きのセンターバックに注目しているリバプールだが、バイエル・レバークーゼンで活躍するエクアドル代表DFピエロ・インカピエもターゲットのひとりとして噂されている。
スペイン紙『Fichajes』によれば、リバプールの22歳ディフェンダーに対する関心は続いており、この夏の移籍マーケットでは、同選手の獲得に向けて全力を尽くすようだ。
2021年の夏に、CAタジェレスからブンデスリーガにステップアップを果たしたエクアドル代表DFは、レバークーゼンでも主力に定着。同クラブでは “100” を超える試合に出場を飾っており、母国の代表チームでも30試合でピッチに立ってきた。
バックラインで相手の攻撃を止めるだけではなく、モダンなディフェンダーに求められる足元の技術やスピードを兼ね備え、ときには前線に飛び出し攻撃にも参加。左サイドバックとしてもプレー可能で、現在のチームにない要素をプラスできる。
さらに、32歳DFジョエル・マティプは今季限りで契約満了に伴い退団が濃厚となっており、アカデミー出身DFジャレル・クアンサーに加えて、4〜5枚のセンターバックを揃えておきたいチーム構成にも沿う補強になり得る。
はたして、リバプールはこの夏に新たなセンターバックをチームに迎え入れることはあるのだろうか…?