フラムに在籍していた頃、わずか15歳でプロデビューを飾り、16歳60日でプレミアリーグ出場も果たし、同リーグの史上最年少デビュー記録を更新したイングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオット。
2019年の夏には、子供の頃から応援してきたリバプール移籍を決断し、翌シーズンにはブラックバーン・ローヴァーズでのレンタル移籍で選手として急成長。2021/22シーズンからはミッドフィルダーにコンバートされ、今シーズンは途中出場から流れを変えるスーパーサブの役割を担っている。
もともとは右ウィンガーとして才能を見せ付けた20歳MFだが、右ウイングを主戦場とするエジプト代表FWモハメド・サラーからは多くのことを学んでいるそうで、プレーぶりだけではなく、他の選手に対してのアドバイスにも時間を費やす姿勢を大絶賛している。
「僕は引退するその日まで、常にいろいろな選手からいろいろなことを学んでいくと思う。(モハメド・)サラーはそのいい例だ。」
「特に、僕が入団した当初は同じポジションでプレーしていたようなものだからね。右ウィンガーとして契約したけど、彼のポジションを奪うには奇跡が必要だとわかっていたからね。」
「自分のプレーを適応させなければならなかったけど、あのポジションから今自分がプレーしている中盤に持ち込めるものがあった。ゴールを奪う可能性や 創造性とかね。」
「サラーの場合は、自分だけでなく、他の若手にも常にプレッシャーをかけてくる。公平に見ても、そんな必要はないんだけどね。」
「彼はピッチ内外で象徴的な存在であり、自分のことだけに集中し、記録を更新し続けるのは簡単なことだ。しかし、彼は一日のうち時間を割いて僕たちの様子をチェックし、何か必要なことがあれば、いつでもアドバイスをくれるんだ。」
「例えば、彼はエジプト代表としてAFCONに参加していたが、FAカップ最終戦のアーセナル戦の後に “どうだった?” と気にかけてくれた。こういうことはしなくてもいいことだけど、彼は人間的に素晴らしいし、いつもみんなのためにベストを尽くしてくれる。」
「チームに彼がいて、成し遂げてきたことを目の当たりにするのは信じられないことだし、彼と一緒にピッチで戦えるのは喜びだよ。」
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