アンフィールドでのプレミアリーグの試合でも圧倒したチェルシー相手に、カラバオカップの大舞台でも勝利を手にしたリバプール。最近の試合で主力に怪我人が増え、ベンチの半数を経験の少ない若手が占める苦しい状況での今季初タイトルは、チーム全体に歓喜をもたらした。
21歳MFライアン・フラーフェンベルフや20歳MFハーヴェイ・エリオット、20歳DFコーナー・ブラッドリーがともにスタメンに名を連ね、途中からは多くの若手が投入された。19歳MFボビー・クラークや19歳MFジェームズ・マコーネル、18歳FWジェイデン・ダンズ、21歳DFジャレル・クアンサーらがピッチに立った。
途中交代で延長戦でもスタミナを残していた若きプレーヤーたちは、多くの移籍金とともにチェルシーに加わった選手たちを恐ることなく、見事なパフォーマンスを見せた。ダンズは2度もゴールに迫り、クラークやマコーネルは中盤でプレスをかけ続けた。
そんな若いチームを引っ張り続け、キャプテンになってから初めてのトロフィーを掲げたオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは、アカデミー出身選手の活躍を褒め称え、このチャンスを自らの手で活かしていかなければならないと語った。
「延長戦でピッチに立っていた若者たち全員が、信じられない活躍をした。彼らを本当に誇りに思っているよ。」
「彼らは皆、今日の勝利のためにそれぞれの役割を果たした。双方にとって激しい試合だった。相手にもチャンスがあったし、僕らにもチャンスがあった。最高だよ。」
「リバプールのキャプテンとして初めてのトロフィー。すべてはファンのためだ。楽しもう。」
「良い瞬間は常に味わうべきで、これは間違いなくそのひとつだ。」
「聞いてくれ、僕たちは決して当たり前のことを当たり前だとは思わないし、今日、僕らが負けたかもしれないけど、うまくやったよ。たとえ試合前に問題があったとしてもね。」
「あまりすぐに話すつもりはないが、あと数勝できることを願っている。」
「このクラブに所属していることを誇りに思うし、特に若手選手たちを誇らしく思う。」
「若くしてチャンスを掴んだら、両手でそれを掴まなければならない。彼らはこれを糧に前進するはずだ。そう確信している。」
「トップチームに近づき、チームの一員になるためにプッシュし続けるべきだ。ティーンエイジャーのうちにその一員になることは、自分にとってプラスにしかならない。」