遡れば、ロシアのオイルマネーがチェルシーを買収して以来、大型のクラブ買収が続くイングランド。中東がマンチェスター・シティやニューカッスル・ユナイテッドらを買うと、アメリカの富豪や投資会社がマンチェスター・ユナイテッドやリバプールらを買収してきた。
イギリス人でサッカークラブを持っているオーナーがめっきり減った現在、プレミアリーグのみならず、下部リーグにも海外から資金が流入している。そして、現役時代にイギリス国内で活躍した元スター選手たちが3部か4部クラブの買収を計画しているようだ。
オランダ人代理人のロブ・ヤンセン氏は、その計画を明かした。アーセナルのレジェンドであるデニス・ベルカンプ、アンフィールドでサポーターから愛されたディルク・カイト、セルティックやマンチェスターでもプレーしたヘンリク・ラーションらが仲間であり、買収に関わっていると語った。
「イングランドのクラブを買収しようとしているところだ。どのクラブかはまだ言えない。」
「どのメンバーで買収するかは話せる。ロナルド・クーマン、デニス・ベルカンプ、ヘンリク・ラーション、ディルク・カイトだ。」
「我々はいま、EFLリーグ2(4部相当)かEFLリーグ1(3部相当)を考えている。私たちの周りの数人と一緒にやるし、資金提供者もいる。ロンドンである必要はない。」
「広い意味でのサッカークラブを経営する計画だ。つまり、あるべき姿ということ。トレーニング、ホスピタリティ、マーチャンダイジング、マーケティング、すべてだ。私たちにはグループがあり、あと1人か2人は加わるかもしれない。」
「私が挙げた名前は、クラブ内で特定の仕事もするだろう。ヘンリク・ラーションはヘッドコーチになりたがっている。ベルカンプはアカデミーを立ち上げるだろう。クーマンも自分の仕事をするためにやってくる。」
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ベルカンプやカイト、ラーションの3名は現役を引退してからは、指導者の道に進んでおり、監督やアシスタントコーチ、ユースチームなどあらゆる形でコーチングに携わっており、買収が完了した暁には、そのクラブで指導にも力を入れる見通しのようだ。
はたして、オランダ人を中心としてチームは、イングランドのクラブ買収に成功し、新たな風を吹かせることになるのだろうか…?