リバプールは先月、ユルゲン・クロップ監督の意外な発表を受け、長期的な後継者探しを積極的に進めているが、その有力候補の中には、バイエル・レバークーゼンでの功績が評価されるシャビ・アロンソがいる。
率いるクラブは全コンペティションで無敗をキープし、ブンデスリーガで2位に対して8ポイント差をつけている。ドイツカップでも準決勝に進出し、ヨーロッパリーグでもベスト16に進出している。
しかし、このスペイン人指揮官の移籍は一筋縄ではいかない。バイエルン・ミュンヘンも、この夏にトーマス・トゥヘルの後任を探すべく、興味を示している。また、レバークーゼンも今シーズン終了後も引き留める方針だ。
海外メディア『Fussball News』によると、アロンソは念願のレアル・マドリード移籍のため、リバプールとバイエルン・ミュンヘンからのオファーを断ろうとしているようだ。
カルロ・アンチェロッティ監督との契約は2026年までとなっており、アロンソはそれまでレバークーゼンに留まり、それからスペインの首都への移籍を考えるかもしれない。同クラブも後任候補として注目しているが、契約の都合上、2年以上先の話になる可能性が高い。
タイミングの問題だが、シャビ・アロンソが2年もブンデスリーガに残る確率は低いと考えにくく、リバプールとバイエルンの2強から話が届いているいまが絶好のチャンスと言える。
また、選手時代同様に、3つのクラブを渡り歩く可能性も否定できない。42歳とまだ若く、順序はどうであれ、アンフィールドやアリアンツ・アレーナで成功を収めてからでも遅くはない。
様々な憶測が蠢くリバプールの後任人事だが、はたして誰が来季の指揮を執ることになるのだろうか…?