今シーズン限りで、ユルゲン・クロップ監督が退任するリバプール。その後継者として、バイエル・レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソが筆頭候補に挙げられる中、スポルティングを指揮する39歳指揮官、ルベン・アモリムにも注目している。
2020年3月にSCブラガから現在のクラブに移り、2020/21シーズンには国内リーグで優勝を成し遂げた。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでも経験豊富で、これまで32試合で指揮を執ってきた。
将来を有望視される若きポルトガル人指揮官には、スポルティングとの契約には解除条項が盛り込まれており、昨年まで2000万ユーロだったが、現時点では1000万ユーロまで値下がりしていると、海外メディア『The Athletic』デイビッド・オーンスタイン記者が報じた。
「ルベン・アモリムには契約解除条項がある。」
「チェルシーが彼と話した1年前は、最大2000万ユーロだったと思う。」
「今となっては1000万ユーロだと理解している。特に選手との契約だとしたら、人々は低いと感じるかもしれない。しかし、監督人事としては、好むと好まざるとにかかわらず、これは高額だ。」
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リバプールにとっての第一候補はあくまでシャビ・アロンソ。選手時代にはアンフィールドで活躍し、多くのサポーターから愛されており、良好な関係を築いている。
ただし、同じく監督を探し求めるバイエルン・ミュンヘンが強い関心を示しており、噂レベルではバルセロナも睨みを利かしているとも。スペイン人指揮官をめぐる争奪戦は熾烈を極めており、レバークーゼンも残留を諦めていない。
万が一契約に失敗した場合には、ポルトガルに視線を向ける可能性も高く、来季以降アンフィールドで誰が指揮を執るかは分からない状態。はたして、リバプールはどの監督に未来を託すことになるのだろうか…?