2019年に期待の若手DFとしてリバプールに加入したセップ・ファン・デン・ベルフだが、トップチームでの競争に加わることができずに、プレストン・ノースエンドやシャルケでのレンタル生活を余儀なくされてきた。
今シーズンもマインツにローンされているオランダU-21代表DFは、2026年6月までリバプールとの契約を結ぶ。しかし、22歳と選手として試合に出ることが重要な時期に差し掛かっており、レギュラー争いのチャンスが与えられないのであれば、退団する可能性もあると仄めかしている。
「リバプールに戻れば、残留を求められるかもしれない。もし、僕があまり試合に出られないとわかったら、出て行くことを選ぶかもしれない。プレーすることが僕にとって本当に重要なんだ。」
「これまでの数年間は、フィルジルの隣で先発するような気がしなかった。次の夏、僕のチャンスがどうなるかはまだわからない。」
「僕はうまくやっていると思う。リバプールでのプレーは問題ない。競争もできる。でも、先発というのは違う。フィルジルとコナテは簡単には倒せない。難しいだろうね。」
Voetbal Nieuws
来シーズンからは、ユルゲン・クロップ監督に代わり、新たな指揮官が誕生する。選手に求めることも変わる可能性もあり、チームの入れ替えが行われるかもしれない。これまでチャンスに恵まれなかった若手選手にとっては、大きな転換期が到来する。
プレシーズンを通じて、選手の能力や調子を見定めると見られ、その期間に新指揮官に自らをアピールできるかが鍵。22歳のオランダ人センターバックは、2シーズンにわたるブンデスリーガでのプレーを糧に、プレミアリーグでも先発メンバーに食い込めるのだろうか…?