マイケル・エドワーズがスポーティング・ディレクターの座を退いて以来、リバプールは経営陣の変更やユルゲン・クロップ監督の退任発表もあって混迷を極めている。ジュリアン・ウォードが1年で同ポジションを辞め、ヨルク・シュマットケも半年間だけの在籍で、この冬の移籍市場が閉じたタイミングでチームを去った。
新たな指揮官とともに、新たなスポーティング・ディレクターを探し続けるリバプールは、ボーンマスでテクニカル・ディレクターを務めるリチャード・ヒューズを候補のひとりに挙げており、新章を歩む補強部門のトップに据える可能性がある。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によると、その去就が取り沙汰された同氏は今シーズンをもって現在のクラブを退団することが確定した。そして、リバプールの次期SDとして最有力の候補者であると伝えた。
「オフィシャル:ボーンマスが、リチャード・ヒューズが今季限りでトップチームのテクニカル・ディレクターを退任することを発表した。」
「ヒューズは、他の候補者の間でリバプールが評価している有力な人物の一人であることに変わりはない。」
🚨🍒 Official: Bournemouth confirm that Richard Hughes will depart his position as first-team technical director at the end of the season.
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) March 5, 2024
Hughes remains one of the main names appreciated by Liverpool among other candidates. #LFC pic.twitter.com/vD29mkIdId
オランダ代表DFナタン・アケやイングランド代表FWカラム・ウィルソン、イングランド代表DFタイロン・ミングスら獲得に携わり、リバプールからの関心も噂される25歳DFロイド・ケリー獲得にも尽力した。
決して潤沢とは言えない予算内で、高いポテンシャルを秘めた選手獲得に優れており、リバプールの補強方針にも沿う。クラブの規模感が別物で、取り巻く環境は大きく異なるが、リチャード・ヒューズは来季以降、アンフィールドで補強における陣頭指揮を執ることになるのだろうか…?