2015年からリバプールを率いてきたユルゲン・クロップ監督が、この夏にアンフィールドを去る。10年近く続いたドイツ人指揮官の政権が終焉に近づいており、クラブのオーナー、フェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)は現状のレベルを引き継ぐ新体制構築を進めている。
新たなスポーティング・ディレクター(SD)や指揮官との関係が噂されているが、オーナー陣は彼らの補強に対して責任を持つ人材を探しており、過去にリバプールでスポーティング・ディレクターを務めた
マイケル・エドワーズに接触している。
英『The Guardian』はアメリカ・ボストンでFSGとエドワーズが話し合いを実施したと報じ、リバプール側は猛烈なプッシュを続けている。交渉は最終局面と見られ、レッズ以外にもチェルシーからのこれまで提案を断ってきた姿勢に変化が見られていた。
ジョン・W・ヘンリーやマイク・ゴードンらFSGの主要メンバーからの説得を受けた元SDだが、海外メディア『The Athletic』によれば、両者間の合意が目前まで迫っているようだ。そして、空席となっているSDのポジションには、ボーンマス退団が決まっているリチャード・ヒューズが就任予定。
もしも契約がまとまれば、チーム再編に向けて、幅広い包括的な業務を行うことになる。このまま進めば、来週の頭には最終的な決断がなされる見通しで、リバプールの新時代が一気に動き出す可能性がある…