10代の頃から、ブンデスリーガでその才能を見せ付けてきた20歳MFフロリアン・ヴィルツ。十字靱帯断裂の大怪我も乗り越え、今シーズンもチームの主軸として32試合に出場を果たし、8ゴール17アシストと見事な数字を残している。
シャビ・アロンソ率いるバイエル・レバークーゼンは好調を維持し、国内リーグでは負けなし。絶対的王者、バイエルン・ミュンヘンに10ポイント差を付けており、マイスターシャーレ獲得に向けて、チーム一丸となって戦い続けている。
驚異的な強さを誇るクラブを指揮する若きスペイン人監督には、リバプールやバイエルンが関心を示しており、引き抜き合戦が展開されている。その指揮官とともに、ドイツ代表MFをめぐる争奪戦も勃発する可能性が高まっており、アンフィールドも新天地の候補に挙がっている。
ところが、同選手の父親であり、かつ代理人も務めるハンス=ヨアヒム・ヴィルツ氏は、息子の未来について注目の発言を行った。同氏はレバークーゼンとの契約を重んじており、獲得を狙うクラブは最低でも2年間待つべきであると語った。
「フロリアン(・ヴィルツ)はレバークーゼンで2027年まで契約を結んでいる。」
「それは、彼がレバークーゼンで過ごすであろう期間でもある。」
「いつどうなるのか、答えはない。今後2年間は待つべきで、その後にどこへ道がつながるかを見極めたい。」
Kolner Stadt-Anzeiger
とはいえ、移籍市場は予測不可能だ。まして、レバークーゼンに新たな景色をもたらす可能性が高いスペイン人指揮官が去るとなれば、20歳ミッドフィルダーも新たなキャリアを模索するかもしれない。
さらに、いつどうなるか答えはないと含みのある言い方も気がかりだ。資金力的には、所属クラブが才能豊かなドイツ代表ミッドフィルダーをキープするのは難しく、メガクラブと呼ばれる強豪たちが本格的に狙いを定めたときにどうなるのか、気になるところだ…