2015年からリバプールを指揮してきたユルゲン・クロップ監督の突然の退任発表により、クラブは新たな時代を任せられる新指揮官探しに奔走している。第一候補は、好調バイエル・レバークーゼン率いるシャビ・アロンソだが、他にも複数のターゲットがリストアップされている。
ユリアン・ナーゲルスマンやロベルト・デ・ゼルビらの名前が飛び交う中、2番手と目されているのが、スポルティングを率いるルベン・アモリムだ。39歳の若き指揮官は、ポルトガルで実績を積んでおり、ヨーロッパの舞台でも多くの試合を指揮してきた。
ところが、リバプールが同監督を引き抜くためには、高額な補償金が必要になりそうだ。スポルティングとの契約を解除するため、2560万ポンドもの支払いが避けられないと、英『The Express』が報じている。
チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、バルセロナとも関係が報じられるポルトガル人指揮官は、シャビ・アロンソと同様に人気銘柄になっており、新天地候補には困っていない。若手選手の育成にも優れ、下部組織の充実化に取り組むリバプールには打ってつけの人材と言える。
ただし、仮にも2560万ポンドの金額が正しければ、リバプールが本格的に獲得に乗り出すにはハードルが高い。より潤沢な資金を持つチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドに軍配が上がることになるだろう。
いずれにしても、リバプールにとっての最優先はシャビ・アロンソとの契約を結ぶこと。バイエルンとの争奪戦を制し、レバークーゼン残留への思いを説得させ、元スペイン代表MFをアンフィールドに迎え入れることはできるのだろうか…?