トレント・アレクサンダー=アーノルドやカーティス・ジョーンズら10歳になる前にリバプールの門を叩いた生粋のアカデミー組がレギュラーとして活躍する中、21歳DFジャレル・クアンサーが今季急成長。いまや3番手センターバックまで序列が上がり、首脳陣からの信頼は厚い。
21歳とは思えないほど落ち着き払ったパフォーマンスで、プレミアリーグやヨーロッパリーグ、国内カップなどで23試合に出場を果たしており、計算できる戦力にステップアップ。ジョエル・マティプが退団濃厚な来シーズンは、さらなる飛躍が期待される。
若きセンターバックは、イブラヒマ・コナテの負傷に伴い、マンチェスター・シティとの大一番で先発の座を任された。緊張からいつものプレーができなくてもおかしくない状況ながら、アーリング・ハーランド相手に見事な対人守備を見せた。
最終ラインでパートナーを務めたオランダ32歳DFフィルジル・ファンダイクは試合後に同選手に言及すると、プレシーズンには想像できなかったことだろうと語った。加えて、まだまだ成長余地を残す相棒に対して、ハードワークをし続けるべきとアドバイスを送った。
「素晴らしい話だよ。」
「彼自身にとっても、プレシーズンにレンタルから戻ってきたときは、タイトルをかけて戦うことになるとは思っていなかっただろうが、いまや先発出場している。」
「彼は重要な存在だ。あらゆるチャレンジを突き付けられたが、彼は見事に対処した。限界はどこまでも広がっているから、彼はただ謙虚であり続け、ハードワークを続け、向上し続けなければならない。」
Sky Sports