昨年の夏を通じて、左利きのセンターバックを追い求めたリバプール。チェルシーDFレヴィ・コルウィル以外にも、スポルティングDFゴンサロ・イナシオら20代前半の若きセンターバックが候補に挙がっており、他にも左利きに限らず、様々なディフェンダーの名前がメディアで飛び交っている。
その背景には、在籍するベテランセンターバック陣の不確実な未来がある。32歳DFジョエル・マティプが今季限りで契約満了のまま退団が濃厚で、2025年6月まで契約を結ぶオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクの去就も不透明になっている。
ドイツ紙『Sport Bild』によれば、リバプールやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドらプレミアリーグ勢が、フランクフルトに所属するエクアドル代表DFウィリアム・パチョに関心を示しており、ブンデスリーガの試合にスカウトを送り込んだ。
他にも、ナポリやレアル・マドリードらも動向に注目しており、今夏の移籍市場における争奪戦の可能性が高まっているとも伝えた。フランクフルトは22歳センターバックの獲得を狙うクラブに対して、5100万ポンドもの大金を要求する見通しのようだ。
2028年6月まで契約を結ぶエクアドル代表ディフェンダーは、昨年の夏にロイヤル・アントワープから同クラブに加入。今シーズンはここまで28試合に出場。バックラインの主軸として、チームに欠かせない選手になっている。
トップレベルのリーグでは初めてのシーズンを過ごしており、まだまだ経験不足感は否めない。それでも、才能豊かな若きセンターバックだけに、来シーズン以降、ブンデスリーガよりもレベルの高いリーグでプレーしていても不思議はない。
はたして、リバプールはこの夏に新たなミッドフィルダー獲得に乗り出すことになるのか?そして、そのターゲットがフランクフルトDFになり得るのだろうか…?