左右のウィングやセンターフォワードとして、ボルシア・ドルトムントやオランダ代表で活躍する25歳FWドニエル・マレン。今シーズンもドイツでは主軸を任されており、全大会を通じて30以上の試合に出場し、二桁得点を挙げている。
前所属のPSVアイントホーフェンでもチャンピオンズリーグに出場しており、ヨーロッパの舞台でも経験豊富なオランダ人ウィンガーだが、ボルシア・ドルトムントはこの夏の移籍市場において、同選手の売却を画策していると、ドイツ紙『SportBild』が報じた。
過去にもチームの主力を売却してきたブンデスリーガのクラブ。ウスマヌ・デンベレやジェイドン・サンチョ、ジュード・ベリンガム、アーリング・ハーランドら将来有望な若き才能を、高額な移籍金と引き換えに放出してきた。
そして、この夏にはマッツ・フンメルスやマルコ・ロイスらベテラン勢が契約満了に伴い退団が予想されており、新たなチーム作りに必要となる資金を工面するためにも、キャリアの絶頂期を迎えている25歳アタッカーを売却もやむ無しと考えているそうだ。
同選手に対しては、エールディヴィジで活躍していた頃から関心を示していたリバプールや、アタッカー陣のさらなる強化を狙うマンチェスター・ユナイテッドが獲得に乗り出すかもしれない。なお、同紙は4000万ユーロで交渉がまとまる可能性を伝えている。
リバプールにおいては、エジプト代表FWモハメド・サラーの去就次第だが、右利きのアタッカーは十分な人数が揃っており、具体的に行動に移すとは思えない。さらに、ユルゲン・クロップ監督のお気に入りとも言われており、同監督がチームを離れるため、以前よりも確率は減少している。
オランダやドイツで結果を残したウィンガーは、アカデミー時代を過ごしたイングランドに改めて上陸することになるのだろうか…?