今シーズン限りでアンフィールドを離れるユルゲン・クロップ監督は、ドイツ代表などが関心を示す中、約1年間の休息を得る。リバプールは転換期に備えて、新たな時代を担う有望な指揮官をリストアップしている。
ルベン・アモリムやユリアン・ナーゲルスマンらヨーロッパでも有望な若き指揮官らも候補に挙がる一方で、バイエル・レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソが最有力と見られており、バイエルン・ミュンヘンとの壮絶な争いを展開している。
しかし、ウェストハム・ユナイテッドやポーツマスで監督を歴任してきたイングランドの名将、ハリー・レドナップ氏は違う意見を持っている。スペイン人指揮官とともにプレーした経験を持ち、少し前まではクロップ監督の筆頭後継者と持て囃されたスティーブン・ジェラードがふさわしいと語った。
「みんなは私の頭がおかしいと思うだろうけど、私ならスティーブン・ジェラードを選ぶね。」
「人々は、彼がアストン・ヴィラで失敗し、うまくいかなかったと言うだろうが、彼はリバプールの人間であり、リバプールでは信じられないような選手だった。」
「彼はゲームに対する情熱を持っているし、レンジャーズ時代に彼の話をよく聞いていた。そして、いつも彼が一流になると思っていた。」
「彼がリバプールの監督になるのを見たいね。」
「シャビ・アロンソもいい選択だろうけど、バイエルン・ミュンヘンに行く可能性は十分にある。彼らは昨年の夏、ハリー・ケインをプレミアリーグから引き抜くことに成功した強豪クラブでもあるんだ。」
「スティーブン・ジェラードであるべきだと言うのは、おそらく多数派ではないだろうが、私はまだ彼を信じている。人を見捨てるようなことはしないよ。」
「マネージャーとして良い仕事をするためには、適切な選手が必要だ。アストン・ヴィラのウナイ・エメリを見てみろ。彼はアーセナルに行ってダメだったが、ヴィラに行って素晴らしい仕事をしている。」
「異なるクラブ、異なる選手、異なる状況。そこで彼はうまくいった。私はスティーブン・ジェラードの味方だ。」
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サウジアラビアでも決して望ましい結果を残しているとは言えず、後継者候補のレースから一気に転落。まずは、プレミアリーグやチャンピオンシップなどトップリーグに戻り、監督としての地位を確立しなければならない。
中東から直接メガクラブに就任することはない。ジェラード監督は、ふたたび指導者のキャリアを軌道に乗せ、世界最高峰のクラブで指揮を執る未来はやってくるのだろうか…?