今年の夏は、各国の強豪クラブの大幅な入れ替えが実施される。ユルゲン・クロップ監督が退任するリバプールに加えて、シャビの後釜を探すバルセロナ、トーマス・トゥヘルが去るバイエルン・ミュンヘンが次期監督を探し続けている。
他にも、今シーズンの成績次第では、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドらも新たな指揮官に白羽の矢を立てる可能性がある。シャビ・アロンソやルベン・アモリム、ユリアン・ナーゲルスマンら新たな時代を担う若き監督たちの名前が報じられる中、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督も複数クラブが狙うターゲットだ。
昨シーズンに比べると、芳しくないパフォーマンスが続くブライトンだが、展開するサッカーは魅力的。選手たちのマネジメントも含めて評価が高いイタリア人指揮官の気になる去就について、ACミランやイタリア代表を指揮した経験のあるアリゴ・サッキ氏が注目の発言を行った。
「ミランのユース時代から知っている。」
「彼はリバプールにとって理想的だが、何よりもバルセロナにとって理想的だ。その理由を説明しよう。」
「すべては数年前に始まった。彼がフォッジアにいた時、私の家に来て話をした。そのあと、彼がサッカーのビデオを送ってくれることになったんだ。4、5試合ね。それを見て、私はセリエAのクラブに彼と契約するよう電話したんだ。革命児だったよ。」
「デ・ゼルビは戦略家であり、イタリア式の戦術家ではない。」
「以前、デ・ゼルビはあまり守備に気を配っていなかったと記憶しているが、この点を改善した。彼はゲームを知っているし、これは単にサッカーを知るということに留まらない。」
「グアルディオラがデ・ゼルビを称賛するのは誇張ではない。彼は自分の仕事を愛している男だ。」
「彼は天才だ。彼のチームのことを考えると、あまり眠れないだろう。」
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リバプールにとっては、シャビ・アロンソが第一候補で、アモリムが第二候補と見られる。優先順位が高いわけではないが、レッズもイタリア人指揮官をリストアップしていると噂されており、バルセロナらとの関係も伝えられている。
今シーズンでプレミアリーグで2年目を終える同監督だが、来季以降もブライトンでチームを引っ張るのか、もしくは別のクラブに新天地を求めるのだろうか…?