ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョッタ、コーディ・ガクポら強力なフォワード陣を擁するリバプールだが、頼れるエースのモハメド・サラーにはサウジアラビアが執拗に動向をチェックしており、昨夏に続き、この夏の移籍市場でも大金でのオファーを提示する可能性が高い。
また、エジプト代表ウィンガーとリバプールとの契約は2025年6月までと迫っており、ユルゲン・クロップ監督の退任が影響したと発言しているが、新監督を迎える中で何が起こっても不思議はない。いずれにしても、3ヶ月後には32歳を迎えるフォワードの後釜探しを進めており、右ウィンガーを中心に様々な選手の名前が浮上している。
スペイン紙『Fichajes』によれば、リバプールはRBライプツィヒに所属するベルギー代表FWロイス・オペンダに注目しており、数ある候補者のひとりとして成長を見守っているようだ。同様に関心を寄せるチェルシーとともに、今夏にも争奪戦が繰り広げられる可能性も示唆している。
この冬にはマンチェスター・ユナイテッド移籍の噂も挙がった24歳フォワードだが、その時にはブンデスリーガのクラブは7000万ポンドを要求するとも報じられており、獲得にはまとまった金額を用意しなければならない。
加えて、昨夏に加入したばかりのセンターフォワードを売却するつもりはなく、RBライプツィヒを説得するのは困難になるだろう。元ランスFWは、今季国内リーグとチャンピオンズリーグで合わせて20得点以上を奪っており、ヨーロッパでも屈指のスコアラーに成長を遂げた。
左右のウィンガーとしてもプレー可能な快足ストライカーは、ドリブル突破や高い決定力、アグレッシブさに優れており、攻撃面だけでなく、守備面でのプレッシングも厭わない。レッドブルらしい選手で、アンフィールドでも愛される素養を兼ね備える。
ただし、センターフォワードは優先順位が低い。ヌニェスやガクポ、ジョッタらが同ポジションで活躍しており、目下の補強ポイントは右ウィンガーだ。
それでも、3シーズン連続で、しかも別々のクラブで20ゴール以上を決める決定率は異常で、7000万ポンドでも見方によっては安いかもしれない。はたして、リバプールとチェルシーは同選手を本命に掲げ、この夏に熾烈な獲得レースを展開するのだろうか…?