今シーズンが始まる前、プレシーズンから好パフォーマンスを披露するジャレル・クアンサー。今季からトップチームに定着し、21歳とは思えない落ち着いたプレーで、20試合を超えて出番を得ている。着実な成長を遂げる若きセンターバックは、いまやチームに欠かせない選手となっている。
昨シーズンにはトップチームでの出場に恵まれず、2023年1月から5月までの期間を、レンタル先のブリストル・ローヴァーズで過ごした。15試合でピッチに立ち、貴重な経験を積み、精神的な成長も手に入れた。
プレミアリーグを舞台に、世界でもトップクラスのリーグで先発出場するイングランドU-21代表DFは、メガクラブでプレーし続けるための心構えを明かし、決して満足せずに、成長し続けなければならないと気持ちを引き締めている。
「僕は一生このチームでプレーすることはないだろうけど、レンタル移籍をする以上、いろいろなことを学ばなければならない。」
「すべてを受け入れ、より良くなるよう努力しなければならない。ここでチャンスが巡ってきたら、決して終わりじゃない。」
「諦めずに前進し続けなければならないし、成長し続けなければならない。そこで満足してはいけない。」
「これは僕が学んだことで、10試合、20試合、50試合といいプレーができても、アクセルを踏み外すとすぐに追いつかれてしまう。」
「だから、そのことを頭の片隅に置いておくことで、常に気を引き締め、地に足をつけ、チームの一員でありたいと思い続けることができるんだ。」
matchday programme
今季限りで契約満了の元カメルーン代表DFジョエル・マティプは、そのままフリートランスファーでアンフィールドを去る可能性が高い。その後釜として、また新たなセンターバック獲得も噂されており、新しい競争を勝ち抜かなければならない。
高いポテンシャルを兼ね備えるセンターバックだが、プレミアリーグの歴史にも残るほどのディフェンダーへと変貌を遂げることができるのだろうか…?